手湿疹が治った!

湿疹には乾燥だった!

 この夏、不覚にも右手に湿疹をこしらえてしまいました。洗い物が多く、少し荒れて赤くなってきても夏なのでほっておいたからです。

 これはどうにかしなければと思ったのが荒れ始めて半月後、合成洗剤から前の手荒れの際に使っていたキッチン用の石鹸洗剤に変えました。そんなことだけでは治りません。さらに一週間経ち、赤みが広がり細かい切れ目もできて冬ならばそうとう滲みたでしょう。それで洗い物はなるべくまとめ、綿手袋とゴム手袋を重ねて嵌めて洗い、水を使った後は必ずスクワラン水(スクワラン1:水5)をつけ保湿するようにしました。十年くらい前のアトピーの際、乾燥からくる痒みにとてもよかったからです。

 次に、早く治そうと最近急速に広まってきた湿潤療法を試しました。湿潤療法とはケガした患部を消毒剤を使わず(初めによく水で洗って)ワセリンなどを塗ってラップ(1日2〜3回取り換える)をし、自己補修力で治すものです。消毒をし、包帯で巻く従来の方法も自己補修力で治すのですが、消毒をすることによって傷ついていない細胞も殺してしまうことになり回復が遅れ、ガーゼや包帯を替えることにより折角再生しかけた皮膚細胞を引き剝すことになりケロイドの要因にもなります。

 実は、春に夫が肉がすり減るほど酷いこけ方をして手のひらや足が擦り剝け、病院ですぐ消毒・あてパッドなどしてもらったと思います。(これはこれでよかったのです。汚れた傷の場合は破傷風菌などが入ると危険なのできちんと消毒した方がいいのです。)半月後、長女が膝を酷く擦りむいて帰って来て、もう洗ったというので馬油を塗って傷にひっつかないハイドロコロイドを使った絆創膏を貼って治しました。ケガの表面の窪みを絆創膏で覆うことにより溜まったリンパ液で傷ついた細胞を治していくのです

 最初の2日ほどはリンパ液がはみ出してきて垂れてくるといって嫌がっていましたが、ずっと濡れている状態にしておくことによってきれいに治ってきました。朝と風呂上がりに替えるのを徹底して、且つ貼らなくても大丈夫になってももう少し続けていればもっと早くきれいに治ったでしょう。でも表面がきれいになるまでに1週間、色が元通りになるまでに1カ月くらいですみました。夫の方は、従来の乾燥 → かさぶたというルートだったので2カ月経ってもまだ痕が残っていました。(面倒臭がりで聞かないのでしょうがありません。)

 手はよく使うので中途半端な湿潤療法ですが、湿疹にはどうかと試したわけです。スクワラン水を塗ってラップを巻いて日中は3時間を2回くらい、夜は同様にして綿手袋も嵌めて、それができない時はセラミド入りのハンドクリームを塗って5日くらい過ぎました。初めの2日くらいは手がしっとりとなったように感じました。荒れた部分もよくなっていくかと思いました。しかし、なんとなく赤い部分が広がってきたように感じ、スクワラン水もしみるようになってきました。左手の甲の一部にも赤い部分が現れてきました。左右同様がアトピーの特徴ですから、だめだ、このままでは湿疹がアトピーになってしまうと思い、考えました。

 実はラップ期間はいろんなものを同時に試したのでどれがいいのか悪いのかはわからないのです。「HMS療法とは?」で紹介した「ばんのう酵母くん」も使いましたし、「つるポカ」はなり始めのころ試しました。スクワランジェルタイプも塗りました。しかし、なんとなくラップはよくないように感じ、娘のアトピーを治した「つるポカ」に頼ることにしました

 初めは親指の付け根と手首の間の出っ張りだけだったのが手の甲全体や指の股にまで赤みが広がっていました。皮膚科へ行ったらステロイドだろうなあと思いながら「つるポカ」だけでやってみようと決心し、水仕事の後は「つるポカ」だけをつけました。相当しみると思っていたのにそれほどでもなく、ザワザワの一瞬を過ぎればいつもの痒みを感じることがなかったのです。ラップをしていた時は患部が蒸れているので随時軽い痒みを感じていたのです。

 3日目は皮膚が薄いのに丈夫な感じがして、さらに2〜3日は皺くちゃになりフケのように細かい皮が剥け一週間経つと皮が丈夫になり皮膚も薄いままで赤みも消えました。ほぼ湿疹は治ったのです。

 つるポカの塩分ナトリウムが表皮のバリアー修復を早めたのでしょうか? それに表皮は外気を感じないとバリアー機能が働かないのです。傷にはリンパ液、湿疹には乾燥がよかったのです。湿だから反対の乾がいいのでしょうか? もともと湿疹になったのも度々洗って手が乾く暇がなかったから湿疹になったのです。皆さん、手はきちんと拭きましょう。

 今回は「刺激があるのでアトピーになる」と他の項で述べた通り、刺激をなるべく表皮細胞に感じさせないようにいろいろやってみたのですが結局スクワラン水+ラップはヒリヒリ滲みましたしその後痒かったし、ハンドクリームの直付けも負担を感じましたし、他のサイトで説明されているように水分が多いほど滲みることがわかりました。

 ジェルタイプは別にして軟膏が一番滲みないらしいですが、アトピーを完治させるには「脱軟」が重要と言われていることも一部合点がいきます。アトピーのというかステロイド離脱症状の場合は傷(グチュグチュ)もあるし、湿疹もあるので 湿潤がいいのか乾燥がいいのか悩むところですが、リンパ液の排出が済んだところで保湿はしないようにもっていかないといつまでもその油分に頼り切り、自力で分泌しないようになってしまうのは明白です。

 それから昔よくやっていたのが脇などにパウダーをはたくことですね。これは一瞬は湿気を吸い取ってくれていいのですが、さらに汗を吸って湿ったパウダーになると却って肌を刺激するので今はタブーになっています。喘息の発作が起きた時や予防には吸入薬を服用しますが、これがパウダー状らしいです。きっとパウダーだといつまでも貼りついていてくれるからでしょう。刺激にしかならないパウダーが発作を抑えるのはステロイドが刺激の伝達を止めているからだと思っています。刺激をなかったことにしてくれるステロイドはこの点でのみ利点があります。しかし、全く刺激がなければ自然治癒力の発動も起きません。

 今回は簡単に治ってよかったのですが、一つ注意しなければいけません。それはつるポカのみにしぼったころから脇が痒くなってきたことです。特に刺激を与えていないのに痒く感じ、ポツポツと湿疹ができ始めました。

 十年前くらいに結局ステロイド離脱して治した時も指の湿疹から始まり脇を掻くようになってそうとは知らずにステロイドを塗り、爛れる寸前までいって離脱し、さらにいろいろあって最後はごく軽いけれど全身性の症状を経て治りました。これはアトピーに移行している兆候だと、ここで搔いてしまっては十年前の繰り返しになると思い、かすかに痒くても我慢しました。

 そして大分日差しも和らいだので日光に当たりました。紫外線の刺激を受けると肌は守ろうと機能を働かせるからです。これを応用したのがPUVA療法です。最近は美白とばかり一切日差しをシャットしようとする傾向がありますが、適度には当たってビタミンDを造らせたりしないとわけのわからない病気にかかるかも知れません。

 久し振りにもどった手のツヤを見て、本当に人間の体ってよくできていると思いました。ステロイド離脱の際、大量の浸出液が出たり皮膚がすごい速さで剥けたりしますが、これは体にとって悪いものをリンパ液で洗い流し、さらに皮膚組織に沈着した悪いものをどんどん真皮から押し出して剥ぎ捨てるという作業をしているのだなと実感しました。

※ これはステロイドを使っていないただの湿疹の場合です。季節も夏で、冬だと乾燥が激しくこの限りではありません。


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この記事へのコメント
とても勉強になりました。
只今、手湿疹で毎日毎日つらい思いをしてます。
つるポカを使ったとあるのでしが

使用方法は水で薄めたり、流したりした方がよいのですかねー?
Posted by 八野周平 at 2014年06月24日 23:12
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